2.3.2 マルチモジュールニューラルネットワーク
マルチモジュールニューラルネットワークは、 階層型のネットワークを組み合わせて連想記憶を実現しています。

たとえば、人間は「りんご」という言葉から「Apple」という英単語を連想したり、 「りんごの絵」を連想します。 このような連想は人間の脳内の機能ごとに分化したモジュールが互いに協調、 競合しながら動作することによって行なわれます。

このような脳内のモジュールは階層状に互いに結合した構造をもっているといわれています。 マルチモジュールニューラルネットワークはその構造をモデル化したものといえます。

ネットワークの構成は次の図のようになっています。 まずネットワークは基本ネットワーク連結ネットワークからなり、 基本ネットワークでは局所的な情報処理を行ない、 連結ネットワークでは、処理された情報のやりとりをおこないます。

先の例でいえば、各基本ネットワークで「りんご」「Apple」「りんごの絵」 に相当するパターンを学習し、 連結ネットワークでその組合せを学習することで連想記憶を実現します。

ネットワークが組合せを記憶しているので、「Apple」からでも「りんごの絵」からでも他の2つを連想することができます。



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